先日、うとうとして床で眠ってしまってからひどく腰が痛むというクライアント様がみえました。
以前から同じような症状はあったが今回はひどいとのこと。
立っていても、座っていても疼くような痛みがあり、動く瞬間に「うっっ」っとなる。
また、首も右回し、右倒しで痛みがあるとのこと。
「もしかして・・・」
「腰が痛みだしてから、首の痛みもでませんでしたか?」
「あ~、そう言えばそうかもしれません。」
仙腸関節の離解が予想されたので、簡易的に締めてみると・・・。
「あれ?首も腰も痛みがほとんどなくなりました!」
「良かったですね(*^。^*)」
これで腰痛、首の痛みの原因は仙腸関節の離解が大きく関係していると分かったので、ここからが本格的に調整です!
施術後は大変喜んで頂けました。
良かった良かった♪
これが骨盤を後ろから見たところです。
仙骨(真ん中の三角の骨)と寛骨(両側の変わった形の骨)の間の関節を仙腸関節と言います。
ちなみに、この骨盤は男性です。
腰痛でお悩みの方の約80%が仙腸関節の離解(安定していない)をしていると言われています。
私自身もその仲間です(^_^;)
仙腸関節が離解している場合、限局的に痛みを感じることが多く、普段はそれほど気にならないのですが疲れが溜まってきたりすると、疼くような痛みが出ます。
このお客様のように何かをきっかけにひどく痛むこともあります。
また、離解されている女性の場合、生理前/生理中に仙腸関節あたりの痛みが出る方も多いようです。
仙腸関節が離解している場合、しっかりと安定させるにはかなり根気が必要となります。
施術によって一時的に締めることはできますが、日常生活で緩んできてしまいます。
私は仙腸関節を安定させるために、暇があるとしこを踏み、出来るだけ歩くようにしています。
症状が酷い場合には一時的にコルセットを使用することも大切です。
人間は痛くならないと体のことをほとんど気にしませんが、
症状が出てからでは回復するのにはとても時間が掛かってしまいます(-_-;)
日頃から毎日頑張ってくれている体をもっと気に掛けましょう!